呼吸器セミナーのiPax活用事例
iPaxと聴くゾウの活用事例を紹介いたします。
今回、研修医向けの呼吸器セミナー(2023年7月8日開催)にiPaxクイズをご利用いただき、福島県立医科大学呼吸器内科学講座 峯村浩之先生に下記ご感想をいただきました。
iPaxを利用した感想:
今回の呼吸器セミナーにおいては、iPax、聴くゾウをお貸しいただき感謝申し上げます。
おかげさまで、無事にセミナーを終えることができました。セミナーでは、クイズを中心に活用いたしました。
(写真イメージ)
1)クイズの正解・不正解の解説(根拠)があると理解が深まると思いました。年齢、性別、現病歴などの情報があるとより音をさがしにいきやすいという点も検討されるとよいと思います。
2)パソコンとネット環境があればどこでも実施可能という点はよいと思いました。
3)肺音の音質は私は良いと思いましたが、実際の人体の聴診とは多少異なるとの意見もありました。
テレメディカのコメント:
iPaxの肺音については2つのタイプを用意しています。一つは聴診の基本教育を目的としたものと、もう一つは臨床教育のためのものです。
前者は、医学生・看護学生の教育に利用するために副雑音を1種類だけ聴こえるように編集したコンテンツです。実際の症例では、複数の副雑音が同時に聴かれるケースも多いかと思いますが、学生教育ではシンプルな音にした方が分かりやすいという観点でそうしています。
他方、臨床教育の観点では、実際の患者と同じように聴こえる方が教育効果が高くなると思います。そのためiPaxには実際の症例から収集した副雑音(複数の副雑音が同時に聴こえるパターン)も用意しています。その場合はレントゲンやCT画像なども設定しています。
現在、このような症例を増やしていますので、今後の実臨床症例クイズにご期待ください。