ログイン/登録 >>
こどものおもらし(小児尿失禁)について
こどものおもらしは、「腎臓や膀胱、尿道、神経などの病気」が原因の場合と、「あきらかな病気はなく、トイレに行くのが間に合わないためにおこる」場合と
に分けられます。時間的には、「昼間のおもらし」と「夜間のおもらし」に分けられますが、こどもの場合、昼間のおもらしは「膀胱や尿道に原因」があったり、「トイレが汚いため行きたくない」、「トイレにいくのが恥ずかしい」、「ゲームに夢中になりトイレに行きそびれてもらしてしまう」など、環境が影響していることもあります。

夜間のおもらしの場合は、自然に治ることも少なくなくありません。年間10~15%が自然に治ると報告されています。しかしながら、一部には学校を卒業する年齢になっても「おねしょ」が治らないこともあります。

おもらしの治療では、まず昼間のおもらしを治療し、その後に夜間のおもらし治療を行うのが一般的です。

つづきはこちら
昼間のおもらし(昼間尿失禁)
病気の原因
昼間のおもらしの場合、膀胱の容量が少なくなっていて、そのため、おしっこに行く回数が多かったり、急におしっこに行きたくなったりします。このような場
合は、膀胱に原因があると考えられます。おしっこを漏らさないように、しゃがんだり、手で押さえたり、足を閉じたりする体勢をとります。

学童期の女の子には、「トイレが怖い」、「トイレに行くのが恥ずかしい」、「入学や転向などの環境変化」、「ゲームに夢中」、「トイレが汚くて行きたくない」などが原因となることが比較的多くみられます。
つづきはこちら
昼間のおもらし(昼間尿失禁)
治 療
膀胱などに原因がある場合には、泌尿器科など専門の医療機関で治療します。もしかすると「おしっこ我慢」のトレーニングが尿失禁に効果的だと耳にすること
があるかもしれませんが、「こども」の場合この「おしっこ我慢」は有効ではありません。むしろ、行わないことが一般的です。
つづきはこちら
昼間のおもらし(昼間尿失禁)
お薬による治療
ポラキス(塩酸オキシブチニン)
急におしっこをしたくなりがまん出来ない場合は、膀胱が過敏になっている状態
です。この場合、膀胱をリラックスさせる薬を使います。膀胱がリラックスすると、貯められるおしっこの量が増え「急におしっこに行きたくなり、モレる」といった症状の改善が期待できます。副作用としては、頻度は高くありませんが、頭痛、めまい、口の渇きや、便秘があります。副作用がある場合には、薬の量や種類を変えて調整します。

交感神経抑制剤(アルファ・ブロッカー)
おしっこをした後に残尿が残るような場合、膀胱の出口が狭くなっていることが考えられます。膀胱の出口付近の神経が刺激されると出口が狭くなります。この刺激を減らす薬で治療すると、おしっこの出がスムーズになり、残尿の減少が期待できます。このタイプの薬には、血管を広げる作用があるため、血圧が下がったり立ちくらみが起こる可能性がありますので注意が必要です。

つづきはこちら
夜間のおもらし(夜間尿失禁)
病 因
夜間のおもらし(夜尿症)では、特に体に異常がないことが多いですが、一部には家族歴、成長過程、現在の体の具合や排尿状態など、隠れた病気が原因になっ
ていることがあります。

夜間のおもらしの原因を分類すると、夜間におしっこの量が多い「夜間多尿」、膀胱が過敏になる「過活動膀胱」、おしっこがしたくなってもうまく目が覚めない「睡眠覚醒障害」などに分けられます。これらの原因は泌尿器科など専門の医療機関でチェックできます。

つづきはこちら
夜間のおもらし(夜間尿失禁)
治 療
夜間のおもらし治療には、大きく分けて、生活指導、行動療法、薬物療法があります。おもらしの原因が何かによって治療方法が選択されますが、尿失禁の原因
が複数ある場合は、一つの治療法だけでなく、複数の方法を組み合わせます。
治療に際しては、夜間おもらしの回数をチェックするだけでなく、おしっこの量や、おしっこをしたくなって目が覚めた時の回数、昼間の尿量などについて排尿記録をつけて状態を把握します。
つづきはこちら
夜間のおもらし(夜間尿失禁)
生活指導
食事の内容、飲む水の量、おしっこの習慣の確認や指導、寝る時に排尿するよう
に指導するといったことだけでなく、子どもの健全な成長や発達を促す意味で、子どもさん本人の心理負担を軽くすることが大切です。
つづきはこちら
夜間のおもらし(夜間尿失禁)
行動療法(理学療法,心理療法など)
夜間おもらしの治療には、アラーム療法や一定時間で目覚めさせる覚醒療法、心理療法、排尿訓練(排尿抑制、排尿中断など)、バイオフィードバック療法、
針、電気刺激、低周波、超音波療法などさまざまな治療があります。なかでもアラーム療法は、家族の協力が必要になりますが、3カ月の治療で約7割に効果があると報告されています。これらの治療法は、お薬と組みあわせることで治療効果が高くなることが期待されます。
つづきはこちら
夜間のおもらし(夜間尿失禁)
お薬による治療
夜間おもらしに対するお薬治療には、いくつかの種類の薬が使われています。症状などに応じて1つか2つ以上の薬を組み合わせて治療します。薬の服用でおね
しょが治まった場合は、しばらくの間は同じ薬を同じ量だけ続けて服用し、その後減らしていく治療方法がとられます。
子どもに対する治療であることを念頭に置き、副作用には十分に注意する必要があるため、小児排尿の専門医療機関で治療することが望まれます。

デスモプレシン(DDAVP)
おねしょの子どもの場合、夜のおしっこの量を減らすホルモン(通常の場合はおしっこを減らすホルモンが夜に分泌されるため、夜はおしっこの量が少なくなります)の出が少ない場合があります。そのため、たくさんのおしっこが夜中につくられ、おもらしをしてしまいます。このような場合、夜寝る前にこのホルモンを補充する治療をおこないます。補充治療を行うと、半分以上のお子さんに効果がでてきますが、補充をやめてしまうと、またおもらしをしてしまいます。この薬を使うときは「夕食後の水分を少なくする・控える」という工夫が大切です。

ポラキス(塩酸オキシブチニン)
膀胱が縮むと、おしっこを十分に貯められなくなるため一度おしっこをしてもまたすぐにおしっこに行きたくなります。ポラキスというお薬は、縮んだ膀胱をリラックスさせることで、おしっこを貯めやすくします。普通このお薬は、昼間のおもらし治療に使われます。おねしょの場合には、おしっこを減らすホルモン治療やおねしょアラームと組み合わせて用いることが多いようです。副作用は比較的少ないのですが、頭痛やめまい、のどの渇きがみられる場合もあります。

トフラニール(塩酸イミプラミン)
このお薬はうつ薬の治療に使われている薬で、個人差がありますが子供のおねしょにも効果がある場合があります。ポラキスなどの他のお薬と組み合わせて使います。誤って薬をたくさん飲んでしまうと大きな副作用を起こすこともありますので、飲む薬の量には十分に注意しなければなりません。

つづきはこちら